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HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?
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HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?

子ども・若者へ

HPV(ヒトパピローマウイルス)は最も一般的な性感染症です。HPVは、感染者との性行為や性器同士の接触などの性的な行為を通して移ります。HPVに感染していても症状が出ない場合があるため、性行為をする時にコンドームを使い、感染のリスクを下げることが非常に重要になります。

HPVには様々な種類があり、ほとんどは自然に治ります。中には、性器にイボができるものがあります。また、子宮頸部、腟、ペニス、肛門、口、そして喉にがんを発症するリスクを高めるものもあります。このような種類のHPVへのワクチンがあります。ワクチンは、HPVへの接触が過去にないと予想される11、12歳あたりでの接種が最も効果的です。11、12歳あたりでワクチンを接種しなかった場合、その後に接種することも可能です。もしワクチンを接種したことがなかったり、接種したことがあるかどうかわからない場合、保護者やお医者さんに相談してみましょう。自分の健康を守る良い方法ですよ!

保護者・大人の方へ

会話のきっかけづくり

保護者から子どもへ、性感染症などの重要な話題について話してあげると、子どもたちは何か質問があった時に相談できるようになります。このような会話を始める一番簡単な方法は、一緒にテレビを見ている時など、日常の中で出会う疑問について話してみることです。性感染症の症状や検査、そしてコンドームなどの話題は、普段の会話の中で出てくることがあまりないかもしれませんが、それでもそういった話をすることは大切です。

例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。

 

 

何か関連することをしている時、話を切り出してみましょう

例えば、子どもの健康診断で医療機関で待っている間に、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV, 性行為により感染する)への感染を防ぐワクチンについて話すことができます。

テレビでベッドシーンが出てきた時、子どもと話してみましょう

テレビでベッドシーンが出てきた時、出演者同士がより安全な性行為をする為にどうすればいいかを話しあったり、コンドームなどを使ったかなどについて話せる機会にもなります。このような会話をするのに緊張してしまうかもしれませんが、「ねぇ、この人たち、性感染症の心配をしていると思う?」など、シンプルな質問を切り出すことで、話しにくいことについて会話するのもよいかもしれません。

薬局にいる時、コンドームが何か知っているかを子どもに聞いてみましょう

スーパーやコンビニ、薬局などで買い物をしている時、コンドームが置いてあるところに行き、どのようなものでどのように使われているかを子どもに聞いてみましょう。子どもが、コンドームがどのようなものでどのように使われているかがわかるよう、一パック購入し自宅で開けてみるのもいいかもしれません。