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もしかして妊娠?!
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もしかして妊娠?!

子ども・若者へ

人は成長するにつれて、自分を愛し尊重してくれるパートナーとセックスをしようと思うかもしれません。もし男女のカップルが性器同士の接触のあるセックスをして、避妊をしなかったり避妊法が失敗したりすると、妊娠する可能性があります。性行為を行わない、あるいは遅らせることを選択することは、最も効果的な避妊の方法です。性行為をすることを選んだ場合は、その際に避妊具やコンドームを毎回使うことが、計画していない妊娠を防ぎHIVを含む性感染症のリスクを減らす最善の方法です。

妊娠している可能性があると心当たりのある場合、日本では婦人科・産婦人科を受診することができます。薬局・ドラッグストアで妊娠検査薬を買うことができ、自分で妊娠検査をすることも可能です。全国に妊娠相談の電話やメール相談窓口もあるので、「にんしんSOS」などで検索し、相談することもできます。

18歳未満で妊娠をした場合は、親やあなたの保護者、スクールカウンセラーや保健室の養護教諭の先生など、信頼できる大人と話をすることが大切です。そうすれば、妊娠検査薬や性感染症の検査を受けるための支援を受けることができます。また、誰かにセックスを強いられたり、そのためにプレッシャーをかけられたりした場合も、信頼できる大人にそれを伝えることが大切です。性行為を強要したりそのために圧力をかけることは、性暴力です。性暴力は決して許されるものではなく、被害者に非があることは絶対にありません。もしあなたが13歳未満で、18歳以上の人とセックスをした場合、同意があったとしてもあなたへの性暴力と見なされます。そのような時は信頼できる大人と話しましょう。どのような状況であっても、若い人が妊娠の可能性を抱えている場合は、信頼できる大人からの助けをすぐに得ることが大切です。

保護者・大人の方へ

会話のきっかけづくり
安全な性行為の方法や、避妊が失敗した時の対処方法について親や保護者が、性行動が始まる前にも子ども達と話し合っておくことができます。こういった話題について子どもと話すことで、子どもは分からないことがあるとき、保護者のところへ安心して相談に来ることができます。
若者と性について話すことで、性行動を助長するのではと心配する人もいます。しかし、禁欲(性行為をしないこと)や避妊について若者に情報を提供することが、性行為をする可能性を高めたり、性行為を始める年齢を早めたりすることはない、ということが調査によって明らかになっています。

保護者として私たちが子どもたちに望むことは、性的な行為をする際に彼らが安全であることです。これが意味することは、コンドームやほかの避妊法を使用することや、性的な行為をする前に、保護者と率直で誠実な会話をするということです。保護者がこのような話題についての会話を積極的にリードし、オープンで協力的な姿勢を示すことで、子どもが質問をしたり、アドバイスを求めたりできる機会が生まれます。

例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。
 
テレビを見ているときに話題を挙げる
テレビ番組を見ていて、カップルが性的な行為をしているシーンがあり、より安全な性行為について何の言及もない場合、それについて子どもに話してみるとよいでしょう。たとえば、「このキャラクターたちがこういった行為をする前に、安全な性行為について話し合ったかどうか分かるかな?」と聞いてみることができます。
 
テレビ番組で妊娠したカップルが登場した時に話してみる
「この2人は赤ちゃんを育てる準備ができていると思う?」「妊娠を防ぐには彼らはどうすればよかったのかな?」などの質問を子どもに聞いてみましょう。

コンドームや妊娠検査薬のある商品棚の前を歩く
お店や薬局で、コンドームや妊娠検査薬の陳列棚の前を歩いてみましょう。そうすれば、こういったアイテムについて子どもに話す機会となります。コンドームがどのようなものでどのように使われているかを子どもに聞いてみましょう。