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コンドームの上手な使い方
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コンドームの上手な使い方

子ども・若者へ

思春期になると女の子は妊娠したり、男の子は誰かを妊娠させることができるようになります。思いがけない妊娠を防ぐためには、色々な避妊方法を知ることが大切です。一番効果的な避妊方法は、禁欲、つまり性行為自体をしないこと、あるいは性行為を始める時期を遅らせることです。でも性行為をすることを選んだ時にも、安全で効果的な避妊の方法がたくさんあります。

避妊をする際は、薬や医療機器、またはコンドームのようなバリアとなるものを使うことができます。コンドームは最もよく使われている避妊具のうちの一つです。勃起したペニスにコンドームをかぶせ、精子が女性の体内に入らないようにして受精するのを防ぎます。またコンドームを使うことで性感染症(性行為で感染する病気)のリスクを減らすことができます。コンドームはドラッグストアやコンビニエンスストアなどで処方箋なしで、何歳であっても買うことができます。

低用量ピルは毎日服用することで、卵子が卵巣から排卵されないようにして避妊をする薬です。日本ではありませんが、海外では皮膚に貼って避妊ができるパッチシールや、注射で避妊する薬もあります。低用量ピルを買うには、病院に行ってお医者さんから処方箋を出してもらう必要があります。低用量ピルは思いがけない妊娠を高い確率で防げますが、コンドームのように性感染症を防ぐ事はできません。性感染症と妊娠の両方を防ぐにはコンドームと低用量ピルを同時に使うことが効果的です。

保護者・大人の方へ

会話のきっかけづくり

妊娠と避妊について親や保護者が、性行動が始まる前にも子ども達と話し合っておくことができます。こういった話題について子どもと話すことで、子どもは分からないことがあるとき、保護者のところへ安心して相談に来ることができます。

例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。

番組や映画・ドラマなどで妊娠しているカップルが出ているのを見ているときに、子どもと話す

「あの2人は赤ちゃんを産む準備ができていると思う?」 「あの人たちはどうやって妊娠を避けていると思う?」と尋ねることができます。