もしお断りされたなら？
子ども・若者へ
拒絶や誰かから断られることを経験することは、人生において普通のことです。すごくやりたいと思う遊びに参加できなかったり、パートナーに別れを告げられたりなど、誰にでも起こります。最も大切なことは、それとどう向き合うかです。拒絶されることで、本当に嫌な気持ちになることもあります。拒絶されて傷ついたり怒りを感じるとき、あなたには何ができますか？ 動揺しても、相手の決定を尊重してください。また、自分自身に集中し、どのように感じているかについて信頼できる人と話をして、心を落ち着けるために何か楽しいことをすることもできます。そして、あなたらしくいることを忘れないでください。 一つのことが思い通りにいかなかったからといって、将来、他のチャンスが得られないわけではないのですから！
保護者・大人の方へ
拒絶は、すべての年齢の人々に起こる普通の出来事であり、前向きな方法で拒絶に対処することは、私たち全員が学ばなければならないものです。人は、人間関係、学校、課外活動、仕事など、人生のさまざまな場面で拒絶を経験します。思春期に若い人が拒絶を経験した場合は、圧倒されひどく動揺することがあります。大人ができることは次の通りです。
- 拒絶はいつでも起こりうるということを若い人が理解していることを確認する。
- それに対処するための健康的な方法について話し合う。
- 拒絶は、彼らに何か問題がある、あるいは彼らが将来チャンスをつかむべきではないということを意味するのではないことを明確にする。
- 拒絶に対処するための健康的で前向きな方法に集中するよう彼らを励ます。
他者の決定を受け入れ、尊重できるようにするというのは、若者が身に着けられるようにあなたが助けることができる一つのスキルです。若い人たちが自分自身、そして彼らが持っている良い資質について考えられるよう、励ましてください。また、どのように感じているかについて信頼している人々と話したり、心を落ち着かせるために楽しみの時間を作ったりするよう提案することもできます。若い人が拒絶を経験したとき、大人はお手本となって支援することができます。
会話のきっかけづくり
子どもは成長するにつれて、拒絶を経験し始めます。その際、この話題についてオープンかつ率直に話をすることは、彼らが拒絶に関する否定的な感情を乗り越えるのに役立ちます。
例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。
テレビ番組や映画を見ていて、登場人物がスポーツチームを結成できなかったり、好きな人から断られたりする場面があれば、同じような状況が起こったときどのように対処するか子どもに尋ねることができます。拒絶は人生で普通に起こる出来事であることを伝え、それに対処するための健康的なヒントを提供してあげてください。
何が起こったのか子どもと話してみてください。その友達が状況に対してどのように反応し、対処しているのか、子どもに尋ねてみてください。拒絶を経験するのは普通のことであり、人生の一部であることを伝えてください。拒絶に対処できるいくつかの前向きな方法について子どもと話してみると良いでしょう。