なぜ自分の見た目が気に入らないんだろう?
子ども・若者へ
思春期において、あなたの体はたくさんの変化を経験します。時にはそういった変化に戸惑い、自分の見た目全てが嫌いに思えたりするかもしれません。あなたが自分の体に対してどのように思い、どう感じるのかを「ボディイメージ(body image)」 とも言います。
あなたの家族、友人、さらにはテレビ・映画・雑誌なども、自分の体に対する感情や考え方に影響します。どんな性別の人も、自分の体の様々な部分に対して、ポジティブな感情あるいはネガティブな感情を持っています。重要なのは、私たちがインターネット・テレビ・雑誌で目にする体は、本物・リアルではないということです。
そういった画像は、フォトショップ(画像処理)などのコンピュータープログラムで特定の理想的な美しさになるように加工されていて、実際にそのような体になることはできません。大切なのは、私たちはみんな違っていて、違うからこそ個性がありそれぞれが特別だということです。
保護者・大人の方へ
ボディイメージとは、人々の体に対する認識、態度や感情を指します。個人のボディイメージは、自身の体の特徴と、社会や文化で一般的に魅力的だと思われている理想像とを比較することから作り上げられます。どんな性別の人も、自分の体の部分に対して、ポジティブな感情あるいはネガティブな感情を持っています。例えば、身長、体重、髪の毛など、いろいろな部分があげられます。
若い人の多くは、「自分の体がある一定の見た目にならなくてはいけない」と大きなプレッシャーを感じることがあります。若い人が感じるそういったプレッシャーや自己嫌悪感を見くびってはいけません。若い人は、私たちがインターネット・テレビ・雑誌で目にする体が、本物・リアルではないと理解することが必要です。
そういった画像や動画で目にする体は、社会が望む美の基準に合うように加工して作られるため、そのイメージに従って生きることはとても難しいでしょう。