健康的な人間関係 vs 不健康な人間関係
子ども・若者へ
誰かに恋愛感情を持ったり性的な関心を持ったりすることは、思春期において全く普通のことです。もし恋愛感情や性的な関心を持ったことがないのなら、それも同じく全く普通のことです。あなたは誰かと恋人同士になりたいと感じているかもしれないし、感じていないかもしれない。どちらも普通です。もし、あなたが誰かと恋人同士になりたいと思っているのなら、その時は、健康的な関係と不健康な関係との違いを理解することが大切です。健康的な関係を築くために重要なのは、コミュニケーション、信頼、体の安全と心の安心、そして相手を尊重することです。
保護者・大人の方へ
会話のきっかけづくり
今は誰かとデートをしたり恋愛関係を持とうとしたりしていなくても、もしかしたら、あなたの子どもが人生の新たな一歩を踏み出そうとする日が来るかもしれません。親として、健康的な関係とは何かということについて知り、それについて子どもに話をすることが大切です。そうすれば、子どもはあなたにこうしたトピックについて質問をしやすくなります。
子どもとこのような話を始める最も簡単な方法は、テレビ番組や映画を一緒に見ている時など、日常生活の中でそれが出てきた際に話をしてみることです。
例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。
もしテレビ番組や映画を見ていて、健康的な関係や不健康な関係に見られる振る舞いが描かれたシーンがあれば、話を始めるきっかけとしてそれを使うことができます。気になったシーンについて取り上げ、それについてあなたの子どもがどう思うか尋ねてみましょう。
一緒に夕食を食べ、子どもの日常に何が起こっているのか話をしてみましょう。恋人のいる友達や同級生について子どもが話すのであれば、その機会を使って、健康的な関係や不健康な関係について話すことができます。